【天然石について】

天然石の性質上、歪形・カケ・クラック(自然にできたヒビ・ヒビ加工)
インクルージョン(内包物)がある物もございます。
それは天然である証でもあります。
また、天然石は一つとして同じ物がございません。
色・形・インクルージョンなど様々ですので御了承下さい。
画像では、極力天然石の色を出してますが色や質感などはモニタ環境によって
違う場合がございますので、ご了承の上お買い求めください。
アクセサリーはすべてオリジナルの手作りです
(※ペンジュラムやペンダントトップ、リング、原石など除く)
パールは巻きや縞がある物や形状が様々な物を使用しております。
特性を生かして製作しております。不良品ではありません。
天然石は海外発掘業者から加工業者・販売業者・当店と、様々な人の手を通して
お客様のお手元に届きます。
当店で扱う天然石アクセサリーはすべて浄化して、お客様にお届けしています。
またナイロンテグスや細いピン、ワイヤーなどを使用していますので、強く引っ張る
衣服への引っ掛け、無理な力を入れるなど乱暴に扱われますと金具が取れたり
ワイヤーが曲がる事がございますのでご注意ください。

【天然未処理について】

当店は出来るだけ手に入るうちは天然未処理の石を使用しております。
ただ、すでに手に入らないものなどは熱処理された物も使用致します。
(現在の所僅かです↑)
各商品詳細ページにて記載しますので、商品ページで御確認下さい。
市場で通常一般的に染色や熱処理などの処理がされている石に関しましては
商品詳細ページに特に特記させて頂いております。
また染色、熱処理、放射線処理、ガンマ線照射等の何らかの処理をされている場合も
商品詳細ページに特記して記載させて頂いております。
その他記載のないものにつきましては天然未処理のナチュラルナチュラルとなります。
ルースはその旨商品詳細ページに記載させて頂いております。

現在の鑑別ではエンハンスメントやトリートメントという表現は使用せず
どのような処理をされているかが記載されるようになっています。

【ムーンストーンについて】

ムーンストーンとラブラドライトは鉱物学上同じ長石の仲間です。
ムーンストーンにはホワイト・グレー・オレンジなど色々あります。
レインボーに関してはムーンストーンではなくラブラドライトです。
(アクセサリーショップなどではレインボームーンストーンと呼ばれるものに対し
ブルームーン・ロイヤルブルームーンストーンと呼んでいるところが大半ですが
ムーンストーンではありません)

商品名としてレインボームーンストーンをムーンストーンとして扱っている所が多いのですが
ラブラドライトだということを知識として持っていた方が良いと思います。
またレインボームーンストーン(ラブラドライト)のブルーのシラーの強い物を
ロイヤルブルームーンストーンと呼んでいる所もあります。
長石類は産地によって化学組成や微妙に質感やテイストが違うのも特徴です。

●フェルドスパー(長石類:鉱物名)
ムーンストーンやラブラドライト、サンストーン、アマゾナイトを大まかにわけた総称です。

ラブラドライト、オリゴクレーズ、アルバイト、マイクロクライン、オーソクレーズの5種類に
分類されます。
三斜晶系と単斜晶系のものがあります。

●セレモニアムーンストーン

透明度がとても高く薄いシルバーブルーのシラーが入ります。
日本ではまだ数少ないと思います。
スリランカ産のムーンストーンの中で最上級の種類でセイロン産ムーンストーンや
セレモニアムーンストーンとも呼ばれています。
ボディはクリアなものからシャンパンゴールド、グレーがかったものなどがあります。

●ペリステライト

こちらも高級素材です。
タンザニア産、マダガスカル産のものがムーンストーンの定義に外れているため
近年別に名前が付けられました。
産地は上記の他に最高級とされるスリランカ産があります。
(スリランカ産のペリステライトはさらに高価です)
ラブラドライトに近い化学組成ですが見た目はラブラドライトの表面がある一定の
角度からの輝きとは違い、透明から乳白色のボディに内面からのシルキーで
幻想的な輝きが見られます。
シラーは深いブルー・シルバーブルー・ホワイトなどが中心で、どのカラーも美しい石です。
本来ブルームーンストーンと呼ばれるものがペリステライトです。
(本家本元のスリランカ産ブルームーンストーンが稀少なため、ペリステライトが
ブルームーンストーンとして流通しました。
スリランカ産ブルームーンストーンは天然石ビーズでは今現在は僅かでルースで
手に入ります)
ブルームーンストーン、レインボームーンストーンと他では分けられていない場合が
ありますので気になる場合は問い合わせをして聞いたほうがいいと思います。
当店では現在の掲載品はロイヤルブルームーンストーン・ブルームーンストーンは
殆どペリステライトを使用しております。
産地を問わず月長石のブルーのシラーの出るものも、もちろんブルームーンストーンと呼ばれます。
最近はブルームーンストーンで入荷するものはペリステライトがほとんどです。
レインボームーンストーンはホワイトラブラドライトという表記をとらせて頂きます。

【カルセドニーについて】

市場に出回るカルセドニーの約90%以上はレーザーなどによる照射処理されたものか染色されたものです。
カルセドニーと名前のつくものは高価です。
薄いブルー、ピンク、パープルはその中でも高品質です。
シーブルーカルセドニー、ミントブルーカルセドニーは照射処理や染色されているもので
天然色ではありません。
他の色も殆どが処理されたものか染色です。
当店では天然無着色・未処理のカルセドニーのみを使用しておりますので
色むらやインクルージョンがあるものもあります。
(アゲートも同様)

【シトリンについて】

市販されている約90%以上がアメジストか水晶の染色などによる加工品です。
シトリンはアメジストが地中で熱によって黄色に変色した石です。
地表に出てきた時に黄色のものが本来の天然色のシトリンです。
現在流通している物はビーズ、丸玉、タンブル含め鑑別結果ではほぼすべて地上に
出てから加熱し色を変色させたものがほとんどです。
天然色と熱処理による色をどのように判別するのか出来るのかというお話ですが
分析の際に成長の履歴を調べます。
地上に出てきてから熱処理されたシトリンは短時間です。
地中で自然に熱を加えられたシトリンは長い時間をかけて熱を加えられるため
その石の成長履歴を分析します。
レモンクォーツは天然の場合はサルファー(硫黄)により自然と色がついたものと
スモーキークォーツを放射線処理で変色させたものがあります。
当店のシトリン、マディラシトリン、レモンクォーツは天然未処理のものを使用しております。

【翡翠(ジェダイト)について】

翡翠は大まかにジェードと呼ばれておりますが、日本では硬玉がジェダイト
(またはジェイダイト)、軟玉がネフライトと分けて呼ばれています。
本翡翠と呼ばれて価値のあるものは硬玉のジェダイトです。
中国では無処理石を表す言葉はA貨と表現されています。

・A貨(無処理・ワックス処理も無処理とみなされます)

ワックス処理は磨いた後の光沢の改善のために植物脂や蝋などにつけ
拭いたもので翡翠は通常処理として、この処理がされています。

・B貨(樹脂含浸処理)
翡翠の内部になどにあるインクルージョンの色を抜くために漂白処理を行われた
翡翠で処理としてはトリートメント処理となります。

・C貨(着色処理など)
染料を吸収させて着色をする処理や、色が入った樹脂を翡翠の上に
コーティングしたり、翡翠の粉末を樹脂で練り固めて形にしたものなどです。
トリートメント処理。

翡翠(ジェダイト)と間違えられやすいものは台湾翡翠(ネフライト)
オーストラリア翡翠(クリソプレース)、カナダ翡翠(ネフライト)
インド翡翠(アベンチュリン)、アメリカン翡翠(アイドクレース)
アフリカ翡翠(ハイドログロシュラライト)、韓国翡翠(蛇紋岩)
カルセドニー(玉髄)、染色のクンツァイトなどがございますので、ご注意ください。

商品ごとに商品ページにA貨・B貨・C貨で表記致しますので、こちらを参考になさってください。
(※今まで販売させて頂いたジェダイトはすべてA貨です)

【トパーズについて】

トパーズはホワイトトパーズと呼ばれるクリアで無色のものと、インペリアルトパーズ
以外のお色は殆ど熱処理や照射処理によるお色です。
濃いカラーの順に
・ロンドンブルートパーズ
・スイスブルートパーズ
・スカイブルートパーズ
・ブルートパーズ
・ピンクトパーズ
・グレートパーズなどがあります。
数少ないですが天然色のトパーズでホワイトトパーズにほんのり薄くブルーののった
天然未処理のナチュラルカラーブルートパーズもあります。

【パール(真珠)について】

パール(アコヤ本真珠も含む)着色についてですが高級な本真珠のネックレスや
ブレスレットなどカラーがどうしても一つ一つが異なるため、色の統一という点で
着色がなされています。
こちらは通常行われている処理で、業者間ではファンデーションなどと呼ばれています。

着色されているからといって品質が悪い物とは限りませんので通常の処理として
施されているとお考え頂ければいいと思います。
多彩な形状があるのもパールの良さです。もちろん天然色もあります。
当店では今現在まで、天然色のみを使用しております。